エンジニアと一口に言っても、その中にはさまざまな職種が存在します。それらはもちろんエンジニアとして共通の枠組みはあるものの、それぞれ異なる特徴があるのです。そして、IT業界で特に需要が高く、活躍しやすいエンジニア職というのはあるのでしょうか。

需要が安定的に存在するエンジニア職として、インフラエンジニアがあります。サーバーエンジニアやクラウドエンジニアなどは、企業のDX推進により需要が急増している分野です。これらはすでに構築されているIT基盤を支え、維持していくものになりますので、需要は当然存在し続けます。AWS、Azure、GCPなどのクラウド技術やLinuxサーバー管理スキルを身につければ、大手企業からスタートアップまで幅広い現場で活躍できるでしょう。

個人でもこなしやすい規模のプロジェクトが豊富な分野として、アプリケーション開発があります。スマートフォンアプリは比較的開発しやすいものでありながら、モバイル市場において大きな需要があります。SwiftやKotlin、ReactやNode.jsといった技術を習得すれば、アプリケーションエンジニアとしての需要は高まるでしょう。

今のエンジニア業界は人手不足が叫ばれていますが、特に新技術に対応できるエンジニアが求められています。IT技術は日々進歩し続けているため、そういった流れに対応できるエンジニア、たとえばAI・機械学習エンジニアやIoTエンジニア、VRエンジニアなどは、技術革新の波に乗った活躍が期待されるでしょう。PythonやTensorFlow、Unityといった専門技術を身につけることで、成長分野での案件獲得が可能になります。

これらのほかにもIT業界にはいろいろな職種があるので、活躍場所や必要スキルなども考慮しつつ、職種選びをするようにしましょう。